「未就職」や「職歴無し」の人が仕事を探す際のポイント | 埼玉しごとセンター

「未就職」や「職歴無し」の人が仕事を探す際のポイント

埼玉しごとセンタートップ「未就職」や「職歴無し」の人が仕事を探す際のポイント
空にむかって指をさす人

学校出てからアルバイトしかしてない。そもそも働いたことがない。資格試験に取り組み、就職しないでここまで来たけど、そろそろ自立しないといけない。でも焦るばかり…。

そんなあなたに、未経験や職歴無しからの仕事さがしのコツをお教えします。

Step1. 仕事をする覚悟は決まっていますか?

仕事をするにあたり、一番大事なことはやる気があることです。

仕事に従事し、賃金を頂くわけで、甘い気持ちでいてはいけません。あなたは「頑張ります」、「何でもします」と言い切ることができますか。

仕事を始めたら、経験の不足を補うための努力が必要になります。教える方にも気持ちよく教えて頂けるよう、教わる側である自分の態勢を整える必要があります。

仕事をする覚悟、あなたにはありますか。

Step2. 無駄なことは一つもない

仕事経験がないことを悲観し、手も足も出なくなっている方がいます。仕事はスキルや資格や学歴、仕事経験だけでするものではありません。これまでのあなたの生活経験やあなたの人間性など総合的な力が求められます。

まずはこれまでの経験を振り返ってみましょう。

就業経験がある方

どんな仕事をし、何を考え、どこに力をいれてきましたか。

十分な経験や実績がない場合にも、どのようなことを考え、行動していたのかなどを振り返ることはとても重要です。

僅かな期間であっても、自分では思いもよらない「価値のある経験」をしていたケースが非常に多いのです。

公務員試験や資格試験にこれまで取り組んできた方

どのような思いを持って、大変な試験に取り組んできたのでしょうか。

それらの試験勉強に取り組む中で、どのようなことを得ることができましたか。

着目すべきは、「勉強をすることにより身についたもの」です。「結果」だけではなく「勉強をすることにより身についたもの」が必ずあるはずなのです。

何もしてこなかった方

なぜ何もしてこなかったのか。そこにはどんな胸の内を抱えていたのでしょうか。

「ただ何となく」という言葉で片づけるだけではなく、まずはそのあたりから整理をしてみましょう。

後ろめたかったことや、悩んでいたこと。苦しかったという経験もまた、あなた自身が持っている貴重な「経験」なのです。

ピンチを転機に変えるような、そんな意気込みが大切です。

Step3. あなたの経歴を言語化します

企業に応募するときには履歴書や職務経歴書が必要です。あなたのこれまでや、これからする仕事への意気込みなど、読む人が納得できる文章にしてみましょう。

ここで言う経歴とは、必ずしも「仕事」に関する経歴だけを指すものではありません。ご自身の経歴をしっかりと言語化させることにより、多くの方がすっきりとした顔をされ、ご自身の経歴に自信を持ちます。

これを読むあなたも、現時点において十分な自信が持てなくても大丈夫です。あなたにとっては当たり前のことであっても、世の中にはあなたの経験を必要としていることが多々あります。ですから、仕事に限らず「自分が持つ経験」を軽く見ないようにしましょう。これまでの経験の中で得たものが必ずあります。私たちキャリアコンサルタントとそれを一緒に見つけていけばいいのです。

書類選考を通過できれば、企業には一定の理解は得られたということです。自信をもって面接に臨みましょう。

Step4. 企業を見極めよう

未経験の方の場合、一番重視しなければならないことは、職場に未経験者を抱える余裕や環境が整っているかです。小規模の事業所では即戦力が求められますし、大企業ではある一定水準のレベル求められることがあります。事業規模に関わらず、研修制度などがあり、人材を育てようとしている企業を選びましょう。そのほか、働きやすさや賃金など、働くあなたが重視する項目もあるでしょう。求人票をキャリアコンサルタントと一緒にみていくことで、あなたが思いもよらない企業に出会えることがあります。

Step5. あなたはその企業に貢献できますか?

最後に、あなたはその企業にどう貢献できますか。よく応募書類に「研修制度が充実しているので選びました」と書く方がいます。企業は学校ではありません。企業に何かをしてもらうのではなく、あなたがすすんで企業に貢献していく姿勢が求められています。自分の主張ばかりではなく、周りと協調し、職務を遂行できるかを重視して応募企業を選びましょう。

さあ、心の準備はできましたね。私たちと一緒に頑張りましょう。

最終更新日:2018年08月23日