作ってみましょう、ファイナンシャルプラン | 埼玉しごとセンター

作ってみましょう、ファイナンシャルプラン

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日本人男性の平均寿命は81.41歳、女性は87.45歳です。また60歳男子の平均余命(その年齢の人が何歳まで生きるか)は23.67歳、女性は28.91歳です。(2020年8月1日日経新聞)定年退職した後も20年以上生活を続けていく必要があるのです。そこで大事なのはお金の管理です。今回はそれについて考えていきます。

1.人生の3大資金

長い人生のうちで、大きな出費の発生が3回訪れます。一つ目は住宅資金、二つ目は子供の教育資金そして三つ目は老後資金です。

まず住宅資金、都市部と郊外、マンションと一戸建てで購入額は違いがありますが、ここでは戸建ての全国平均で見てみます。購入金額は3,390万円、頭金を637万円と仮定すると、ローン総額は2,759万円となります。これを35年で返済する場合、月額9.2万円です。(住宅金融支援機構「2018年度フラット35利用調査報告」)

次に教育資金です。子供の進学先が国立大学だと、初年度は入学金28.2万円をいれて81.8万円、私立大学の文系なら125.1万円、理系は166.8万円です。(文部科学省「平成30年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額調査)

最後に老後の生活費です。この費用については、年金で賄いきれない事が最大のポイントで総務省「家計調査報告 家計収支編」2019版によりますと高齢単身無職世帯で月約2万4千円、高齢夫婦無職世帯で月約3万3千円の不足が生じます。年金だけでは今までの生活を維持することは難しいのです。支出を減らすか収入を増やすかせねばならず、後者を選べば仕事に就く必要が出て来ます。ただ、やみくもに就職活動をする前に家族のキャッシュフローを把握して生活を見直すことが大事です。

2.キャッシュフロー参考事例

キャッシュフロー表を作成すると家計の現状と将来の収入や貯蓄残高の推移を一覧出来るので、家計の問題点を把握し、解決策を検討出来ます。収入額は、税金、社会保険料を引いた手取り額から予測します。支出には生活費やイベントなどの予算を見積もります。ここに一例をあげてみますので、皆様もこの例を参考に自分なりの表を作成してみましょう。

【例】キャッシュフロー表

ミドルシニアコーナー
キャリアコンサルタント:梅津 惇男

最終更新日:2021年04月19日