就職・転職活動の進め方(シニアに向けて) | 埼玉しごとセンター

就職・転職活動の進め方(シニアに向けて)

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コロナウィルスの感染拡大の影響で職を失う人が増えていて、労働環境の悪化には歯止めがかかりません。5月1日の新聞に、2020年度平均の有効求人倍率が前年度比0.45ポイント低下の1.10倍と書かれていました。オイルショック以来の46年ぶりの低下ということです。このような状況の中で職を失くされた方はどうしたらよいのでしょう。

埼玉しごとセンターは、埼玉県と厚生労働省が協力して創られた施設で、どこにでもあるものではありません。仕事探しをする方の支援をすることを目的に創られた施設です。埼玉しごとセンターを大いに利用して、仕事を手にして頂きたいと思います。

私は、ミドル・シニアの担当です。この施設が、ミドル・シニアの方にとって、何故利用価値があるか考えてみました。

埼玉しごとセンターの中央には、ハローワークがあります。このハローワークがミドル・シニアの方にとって、大いに利用価値があると思います。理由は二つあります。

①    応募先に自分で電話しなくてもよい。(ハローワークの相談員が先方に電話をしてくれます。)
②    ハローワークの求人は中小企業が多い。

【自分で電話をしなくてもよい】

ハローワークの求人票は、検索機で好みの求人票を探し、プリントアウトすることができます。しかしながら、そのままでは応募できません。「ハローワーク紹介状」が必要です。「ハローワーク紹介状」はハローワークの相談員が発行してくれます。発行する際に、ハローワーク相談員は応募先に電話を必ずします。提示された求人票がまだ応募可能かどうかの確認をし、応募が可能であれば、紹介状を発行(プリントアウト)します。紹介状がないと応募できない仕組みになっています。

この電話を掛けるという行動が、慣れていないと意外と大変です。以下は定年を迎えた方の話です。

埼玉しごとセンター内には、新聞のチラシやフリーペーパーが自由に取得できるコーナーがあります。そこでチラシを見て、仕事に就きたいと、応募先に電話をされました。

ご本人「もしもし、新聞のチラシを見て、応募したいと思いました。どうしたらよろしいでしょうか?」

応募先の方「おいくつですか?」

ご本人「60歳です」

応募先の方「うちはもっと若い方がほしいんです」

と言って、ガチャときられた。

これで、いっぺんでやる気を失ったということでした。

ハローワークの求人票は紹介状が必要ですので、ハローワーク相談員の方が必ず先方へ電話をしてくれます。ハローワーク以外の求人票(チラシやフリーペーパーなど)は自分で電話をすることになります。

学校を卒業後、入社してずっと同じ会社に勤務された方で、初めての就活という方は少なくありません。就活のために、自分で電話をすることは、勇気がいることだと思います。ハローワーク相談員の方は、応募先に電話をしてくれるだけでなく、ご本人が聞きたいことがあれば、代わりに聞いてくれます。なんとも頼りになる存在だとは思いませんか。

【ハローワークの求人は中小企業が多い】

主として、大企業はネットで求人をし、中小企業はハローワークで求人をします。新卒を採用し、育成するということは、お金がかかるし、人材も必要です。中小企業は、お金も人材も余裕がありませんので、即戦力を採用することになります。採用したら、すぐにでも、募集した職種をこなしてくれる人材が欲しいのです。

即戦力の採用ということであれば、年齢だけで採用されることはありません。例えば、若者、ミドル、シニアの3人が応募した場合、大企業であれば、年齢が優先され、若者が有利です。即戦力採用の中小企業であれば、年齢よりも経験とスキルが優先されます。つまり、ミドルやシニアであっても、即戦力であれば、採用される可能性が高くなるということです。

中小企業の求人が多いハローワークは、ミドル・シニアの方が利用すべきツールである理由がここにあります。

以上のことから、ミドル・シニアの方はハローワークの求人を利用して、お仕事探しをされることを推奨いたします。

 

ミドル・シニアコーナーキャリアコンサルタント
安永直美

最終更新日:2021年05月25日