就職・転職活動の進め方

「自分に合う仕事が見つからない。」とか「やりたい仕事がわからない。」など就職相談でよく耳にする言葉です。確かに若年層の方で、少ない経験値の中から次の方向性を見出すのは難しいかもしれません。

では、逆の見方はどうでしょう。嫌いなことは勿論、やりたくないことははっきりしているのではないでしょうか？　選択肢として検討しない分野を明確にするのも立派な活動と言えます。まず最初に、様々な業界の中から絶対に選ばないもの、敢えて選ばないものなど、段階別に分類してみて下さい。職種や条件面も同様に、避けたい項目や出来たら外したいものを挙げてみましょう。三者出揃ったところで次の作業ポイントはここです。

一応残った分野（選ばなかった分野）は、ご自身がどうにかやれる範囲と判断した仕事内容のはずです。その中で改めて優先順位を検討するなり、条件面を見返すなり通常の求人選びを行ってみて下さい。

業界・職種を絞り込むのと同様に可能性を広げるのも大切です。選んでみる価値のある分野を新たに見出すことができれば、方向性なり仕事の軸が増え、活動にも新しい展開が望めます。ただし、その仕事に対して自身の中で違和感であったり防衛本能が働くようであれば、その気持ちに従って下さい。無理に抑えて現場に入り、離職を余儀なくされたケースも過去に何度か見てきました。

また、求人内容についての質問や職場見学なり事前に情報収集できる場合は是非とも実行してください。その後の活動を大きく左右するきっかけとなる場合もあります。それがどんな情報であろうとも、後から知らされるより前もって承知した上での選択なら後悔せずに済みます。自分なりの納得感があれば継続的に携わることも可能でしょう。

何かちょっとしたきっかけや縁から始まる仕事もあります。それが長期的に続くのであればそれなりの理由があるはず。もしかしたら身近なところに大きなヒントが隠れているかもしれません。

就職活動はこんな作業の繰り返しの中でブラッシュアップされ、一つの形となっていきます。明るいゴールを目指し進んでいきましょう‼

若者コーナー
キャリアコンサルタント：KK

最終更新日:2022年06月02日