“働く”ということ | 埼玉しごとセンター

“働く”ということ

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皆さん、“初めての仕事”との出会いはどんなタイミングでしたか?
正社員、アルバイト、雇用形態は何でも構いません。ちょっと思い出してみて下さい。

私の場合は、文字通り大学を卒業し、いわゆる新卒での採用。アルバイト経験も全く無し。”働く“ことにほぼ白紙状態で入社式を迎えました。
最初の2週間は新入社員研修。男性社員とは別に研修センターでカリキュラムが組まれていました。8名から10名のグループに分かれ、お互いを理解し合う作業から会社組織や事業内容に至るまで様々な角度からのワークを通し、社会人としての基礎固めとなる充実した毎日でした。
最終日にはゼネコンの本領発揮で見学会が予定され、工事中の両国国技館に向かいました。完成後は“女性は決して足を踏み入れることができないエリア”も案内され、建造物としての歴史や時代背景を垣間見た思いでした。地図に残る仕事をしたいと望んで目指した業界でもあり、感慨深いものがありました。

グループワークを楽しんだ同期とは今でも繋がっています。私が面白がって名付けた“白ばら会”という愛称は社内でも話題となり、毎月の同期会と誕生会は近況報告の貴重な場となりました。
職種の重なりはあっても各々異なる部署に配属されたメンバー。新入社員という“縁”で出会い、たまたま研修でグループ分けされた間柄でしたが、会社人生に大きな意味を残してくれた存在です。組織の中で少しずつ”立ち位置“を見つけながら、仕事に向き合う仲間がいたからこそ自分も頑張れたと思います。

例え仕事といえるものがまだ何も出来なくても、毎日職場に身を置くことで十分に役割を担っているのです。
“その場にいる。”その繰り返しの中で信頼関係が生まれ、無くてはならない存在となっていく。そんな日々の積み重ねが人を成長させるのでしょう。まさに ”継続は力なり“ です。何か小さな目標を持ってみてもいいかもしれません。

今週無事に仕事を終えることが出来たら、あの美味しいデザートを買って帰ろうとか、身近で取り入れやすいもので十分です。続けられるきっかけとなれば・・・。
10人いれば10通りの働き方があります。皆さんにとっての ”働くとは“ を見つけてみて下さい。

埼玉しごとセンター 若者コーナー
キャリアコンサルタント:KK

最終更新日:2022年09月08日