コミュニケーション力 | 埼玉しごとセンター

コミュニケーション力

埼玉しごとセンタートップコミュニケーション力

よく企業の募集条件に「コミュニケーション能力がある人」とあります。
また、この能力が会社の「社員に求めるスキル」の上位にもあがっています。
この「コミュニケーション力」とはどんな力なのでしょうか。

コミュニケーションとは「話す力」と「聴く力」の双方向のスキル

コミュニケーションの語源は「共有する」です。「話し手」と「聴き手」が情報の共有を目的に行われます。
「伝達」「通信」「意思疎通」などの意味の表現、「交流を図る」「意思を伝えあう」といった行動を指す意味合いでも用いられますし、言葉だけでなく、文字を使った「伝達」や身振り・手振りによる意思表示などもコミュニケーションに該当します。

・バーバルコミュニケーション

言葉を使った情報のやり取りや言葉そのものの意味でお互いの情報を共有する

・ノンバーバルコミュニケーション

非言語の情報のやり取りや言葉以外の情報(相手の表情・声のトーン・身振り等)でお互いの情報を共有する。

「人は言葉よりも視覚や聴覚の情報が優先されるケースが多い」(メラビアンの法則)

ノンバーバルコミュニケーションも大切です。
コミュニケーション能力=情報共有する能力で「話す力」と「聴く力」が求められます。

コミュニケーションの基本「聴き手の理解度に合わせる」

「話す力」は相手に自分の考えを伝える力=情報発信力

「聴く力」は相手の考えを理解する力=情報収集力

その両方が必要ですが、コミュニケーションが難しいのは人それぞれの価値観が異なるので、話し手は話す前に相手をよく理解することが大切です。
この「理解する力」が「聴く力」であり、相手の理解度に合わせて話すことにより、初めてコミュニケーションが成り立ちます。

「コミュニケーション能力」=「話す力」と思われていることが多いです。

「スピーチ」「面接」「プレゼンテーション」「指導方法」「交渉術」など・・

どうやって相手に自分の考えを伝えるかは重要ですが、口の上手な人が警戒され、一生懸命伝えようとする人の方が伝わる場合もあります。
また、コミュニケーションの効果は信頼関係があるかどうかにも左右されます。
仕事上では特に、共に良い結果や協力し合うためにはテクニックも必要ですが、信頼関係が無いと情報の共有が出来ず、仕事のスピードが遅れることがあります。

企業が求めている「コミュニケーション能力」

「うちの会社で役に立つコミュニケーション力がある人」の意味

「どんな相手にも気後れせず話せる力」・「人の話を我慢強く聞き、対応できる力」等、その企業によって求められている力が違うので、企業分析をしてその本質をつかむことが大切です。

 

ミドル・シニアコーナー
キャリアコンサルタント:北村桂子

最終更新日:2021年06月10日