チャレンジをしてみよう | 埼玉しごとセンター
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1.チャレンジに向かって

就活や働くこと、大きく言うと人生においてチャレンジは自分の可能性を広げるためにとても重要なことです。
しかし、チャレンジには不安も付きまといますから、なかなか一歩目を踏み出せないことがあります。今回は、そのチャレンジや不安を解説していきたいと思います。

(1)チャレンジのプラス面
まずはチャレンジすることのプラス面です。

〇願望、希望が叶うことにつながる
チャレンジとは自分の願望に向けて進むことです。就職で考えると、誰かの役に立つ仕事に携わりたい、慕われる先輩になりたいといった思いに向かっていきます。また新しいスマホを買いたい、旅行をしたい、一人暮らしをしたいといった個人的な希望を叶えることにもつながります。

〇成功体験につながる
成功体験は、自己肯定感(今の自分はOK)や自己効力感(この仕事をやり遂げられる)を高めます。これらの気持ちは自信を持つことにつながります。また自信をもてるようになると、不安が減少し、今の仕事のモチベーションを高め、仕事を続けやすくなります。

〇レジリエンスが高まる
レジリエンスは、困難にぶつかってもしなやかに乗り越え、回復し、また次に向かう力をあらわします。チャレンジはこの力を向上させます。これらの結果、自分の世界が広がり、さらにもう一歩踏み出そうというステップアップにつながる力となります。

(2)チャレンジはあなただけができること
あなたのチャレンジは、あなたにしかできません。人生を自分の思うような未来へ進むためにおこなうことをチャレンジと言っても過言ではないでしょう。

人生という言葉で話が大きくなったように見えますが、就職や就活もチャレンジです。働くこと、面接に行くこと、応募することこれらすべてがあなたにとっての“チャレンジ”となります。私たち埼玉しごとセンターができることは代理ではなく、支援や応援です。

2.チャレンジを遂げるために

〇勇気を持って一歩踏み出しましょう
といっても、勇気という抽象的な言葉ではどうしていいかわかりませんね。もう少し具体的に言うと、チャレンジするためには、少なくとも二つの考え方ができます。

①できると思うからチャレンジする
この「できると思う」は気持ちの問題ではなく、「できる方法をイメージできる」ことです。消極的かもしれませんが、「うまく行く」ではなく、「問題がなければいい」でもよいでしょう。

考えとしては「こういう方法でやったらうまく行く気がするからやってみよう」です。チャレンジですから、この時点では確信している必要はありません。やってみようと取りかかることが重要です。

②ダメで元々! やってみる
もう一つはこちらです。いわゆる開き直ることです。次のような考え方ができるとよいでしょう。

「失敗が怖いけど、やってみることに価値がある」
「失敗しても、経験になるからやってみよう」
「可能は低いけど、うまく行く可能性はゼロではないからやってみよう」

これらには共通があります。発想の転換とも言われますが、「失敗=マイナス」と単純化せず、プラスの可能性を予測しています。このプラスの予測がチャレンジを助けます。

今回はここまでです。いかがでしょうか。まとめるとプラスをイメージすることでチャレンジに向かうことができるという話でした。

次回はチャレンジをしようとする際の不安やその対処法について解説いたします。

臨床心理士(公認心理師) YT

最終更新日:2023年09月28日