「自己PR」は遠慮せず

企業等の応募先へ提出する応募書類については、「志望動機」と「自己PR」の二つが重要な項目になるだろうと思います。このうち「自己PR」に苦戦する方達が比較的多く見受けられます。

当センターでの就職相談に来られた方達からも、「自己PR」がどうしても思い浮かばない、自慢できるような経験もなく書ける材料がないので、どうしたら良いか困っていると伺うことが度々ございます。

このようなケースのほとんどは、ご自身が始めから大きな内容のアピールの文を書かなければいけない、またそのような内容でなければ企業側に認めてもらえないだろうと思い込んでいるようなのです。即ち、自分のこの程度の経験や力は大したことではないと思われるだろう、こんな事はほかの誰でもやっていることだろう…等々。これは要するに、企業側に判断してもらう前に自分のほうから先回りして削除、切ってしまっているのです。

しかし果たしてそうでしょうか？　他の人が出来ないような大きな実績や特別の経験をしたようなことだけを企業側が求めている訳ではないと思うのです。

自分がこれまで歩んできた道、おこなってきた経験は、多分世の中の多くの人達も似たような道を歩み、同じような経験をしてきていることだろう、しかしその中で自分が日頃心掛けてきたこと、真摯に取り組み努力してきたことは何だろうと振り返ってみていただきたいと思います。きっと、今後に向けたオリジナルな「自己PR」がそこから浮かび上がってくると思います。

誰かと比較したり競争する必要はありません。さあ、自分なりの「自己PR」を遠慮せずしっかりと表明していきましょう。

若者コーナー
キャリアコンサルタントＫi

最終更新日:2022年02月10日