自己管理・セルフマネジメント
転職においては、実務経験や資格がポイントになると言われていますが、そもそも心身の健康が重要だと思っています。そして、シニア世代の就業を難しくしている理由として、「病」というものもネックになっている感があります。 もちろん年齢に関係なく「病」はありますが、年齢を重ねるにつれ多くなりがちで、採用側も懸念してしまうのだろうと思われます。自分ではどうしようもない「病」もありますが、なるべく遠ざけたいものです。しかしながら、どんな「病」がやってくるかわからない中で、どのように備えたら良いのでしょうか。 調べてみると、多くの「病」の予防法に以下の内容が書かれています。
①バランスの良い食事
②適度な運動
③精神的なストレスを貯めない
これらは当たり前のような気がしますが、自らを省りみると出来ていなかったと反省すると共に、ちゃんと実行することは難しいと実感します。偏った情報に引っ張られたり、妙な思い込みをしていたりすることも多く、本当に自分に合ったバランスの良い食事や適度な運動とはどういうものか、具体的にはわからないまま誤ったことをしている可能性があります。
また、ストレスはどうしたら軽減できるのでしょう。「病は気から」という言葉がありますが、人間はポジティブな感情の時はドーパミン等が分泌され、ますます幸福感が高まり、反対にネガティブな感情の時はノルアドレナリン等が分泌され、ますます不安や焦燥感が高まるそうです。同じことでも捉え方によって良い方向に向かったり、悪い方向に向かったりすることが考えられます。更には、ストレスがある種の「病」の発生や進行や治癒に影響しているとも言われています。
採用する側は年齢や病歴も判断ポイントにしていると思われますが、旧態依然とした社会的な思い込み(アンコンシャス・バイヤス)もあるのではないでしょうか。各個人のスキルは実年齢で括れるものではないですし、年齢に関わらないこともありますし、たとえ「病」があっても出来る業務もあります。就業の事例が未だ少ないせいかもしれません。今後シニア世代の就業の良い実績が増え、このアンコンシャス・バイヤスが解消されていくことを願います。
健康のためには、なるべく正しい情報を得て、ポジティブな気持ちで過ごすことが良いようですが、その方法は人それぞれ色々あるかと思います。自分が楽しいと思うことをやったり、楽しい気持ちになれる方と話したりすると良いでしょう。あとは、そういう内容のセミナー等に参加されてはいかがでしょうか。調べますと様々なイベントやセミナーが開催されています。埼玉しごとセンターでも就職に関するセミナーや個別相談を行っています。共に充実したシニアライフを目指していければと思います。
ミドル・シニアコーナーコンサルタント.H.H
最終更新日:2024年11月29日