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面接対策も大変?

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前回、“応募書類作成は大変!!”の中でも書かせて頂きましたが、面接の土台は応募書類です。書類が上手く書けていれば、面接の8割5分は成功と言えるでしょう。その残りを埋めてくれるのは、やはり “感じの良さ” です。

元々、第一印象を左右するのは、表情・動作・しぐさなど非言語の占める割合が65%(メラビアンの法則)と、言葉が与える印象を大きく上回ると言われています。また、“ You will never get a second chance to make a first impression.(第一印象に二度目のチャンスは絶対に無い)” と英語版の名言にもあるように、面接が行われている間は、第一印象が面接の流れを大きく支配し、最後までそのイメージが変わることは恐らくありません。良い印象で始まれば、『あ~、やっぱり思った通りの感じの良い方だった。」で終わると思いますし、その逆もまた十分あり得るのです。

面接は双方にとって、大切な時間共有の場です。感謝と尊重の思いで臨みたいものです。特に応募者側の礼儀として、忙しい中で面接の時間を割いて頂いた採用者側に報いるためにも事前準備を疎かにしてはいけません。十分に練習を重ね、取り組む姿勢が信頼関係を生み、この人となら一緒に働きたい・・・・と思ってもらえるのです。一つひとつの質問に真摯に向き合い、自分らしい言葉で返して下さい。つっかえたり、詰まったりしても全く気にする必要無し。答えられない質問があっても、次で取り返すぞと諦めないこと。

面接官は質問の答え以上に “やり取りそのもの” を重視しているのです。いわゆる “圧迫面接” がまさにそれ。慌てず冷静に受け止め、落ち着いて対応出来るかどうかが肝要であり、その柔軟性が職場を共にする際の安心感や潜在能力への期待に繋がるのです。

ここで幾つか面接時に注意すべきマナーを押さえておきましょう。

①    ノックは国際標準では4回が正式です。(外国映画や海外のドラマで要チェック)3回は略式。2回は通称トイレ・ノック。(中に人がいるかどうか確認するためのもの)ノックは3回と覚えておきましょう。

②    先言後礼(せんげんごれい)・・・。どこかで聞いたことありますか? 分かり易くご説明すると、言葉と動作は同時に行わない。つまり、「本日は宜しくお願い申し上げます。」と先に言ってから後でお辞儀をする・・・という一連の流れの事です。

③    案内された部屋で、椅子のどちら側に立って挨拶するか迷いますよね。左右で判断せず、ドアに近い側で立つとイメージしておきましょう。

➃ 先に案内され座って待っている場合は、面接官の入室の際に必ず立ち上がってお迎えすること。座りっぱなしはNGですよ。ただ、うっかり忘れて座ったまま話が始まってしまったら、会話の中で「先ほど、座ったままで失礼致しました。」とお詫びをすれば十分リカバリー出来ます。

何度も言いますが、面接は最後まで諦めないこと。仕事と全く関係ない話で盛り上がって採用されたケースもあります。ご本人によれば、すでに採用者が決まっていて、お茶を濁すために適当な話題を振られたんだろう、と内心では意気消沈しながらも笑顔で頑張ったようです。結果は見事に追加採用!! “人間力” が伝わったのだと思います。与えられた貴重な面接時間をくれぐれも大切に。吉報はすぐそばですよ。

若者コーナー
キャリアコンサルタントKK

最終更新日:2021年10月05日