Will Can Must を使って自己分析してみよう
ビジネスシーンでよく使われるフレームワークに「Will」「Can」「Must」で考える方法があり、これは自分が「どんな仕事がしたいのか」と転職や就職を考えるときにも、とても有効な方法になります。ご自分でできるワークですので、ぜひ紙を用意して実際に書いてみてください。
具体的にどのようにするのかをここでご紹介したいと思います。
「Will ~したいこと~」
Willで考えるのは、ご自分が「こうありたい」と思う将来の姿です。「こんな仕事をしたい」「こんな環境で働いていたい」を考えてみてください。または「〇〇さんのようになりたい」という理想の上司を思い描いてみるのもいいでしょう。就職活動を行うときに、これから働く目標や目的がなければうまくいきません。どんなことなら興味があるか、というところから考えてみてもいいでしょう。
「Can ~できること~」
次に、Canで考えるのは、ご自身のこれまでの経験です。今のあなたにできることはどんなことでしょう。「お客様とお話するのが好きで、親しみを持って接してもらう接客は得意」でもいいでしょうし、「あまり人と話すのは得意じゃないけれど、決められたことを時間内にこなすことはできる」ということでもよいのです。コツコツ取り組める、動いている作業がわりと好き、といった小さなことでもよいので、それを書き出してみてください。
「Must~すべきこと~」
最後にMustで考えるのは、WillやCanとちょっと違います。WillやCanが自分軸だったのに対して、Mustは相手軸になります。自分がこれかやりたいと思っている仕事で求められるスキル、人物像、知識などになります。みなさんがWillで思い描いた「こんなことがしたいな」という仕事では実際はどんなことが求められているのでしょうか。ご自身がその仕事を指示する立場になったら・・と少し想像してみてください。
さて、みなさんはこの3つを書き出してみて、何が見えてきましたか。
このwill,Can,Mustの3つをそれぞれ円と見立ててみてください。この3つの円が重なる部分が「適職」と言われています。
例えば、Webデザイナーになりたいと考えたとき(Will)、求められるスキルや人物像はどんなものでしょうか。人物像としては、「新しいことを考えるのが好き」「面白いアイデア出すよねとよく言われる」「常に変化している環境が好き」などが考えられます。(Can)デザインに必要なソフトの技術の習得やHTMLなどのプログラミングスキルもあると、より幅広い仕事に関われそうです(Must)。
このように分析して、それが重なるところにどんな仕事があるのか、というように考えることもできます。
ご自分で書き出すことはできたけど、どんな仕事かまではちょっとわからないな、と思われた方は、ぜひしごとセンターのキャリア相談を利用してみてください。コンサルタントが一緒に、あなたの「適職」探しのお手伝いをしてくれると思いますよ。
以 上
女性コーナー
キャリアコンサルタント:HM
最終更新日:2022年07月29日