ブランクや未経験をどう乗り越えるか? | 埼玉しごとセンター

ブランクや未経験をどう乗り越えるか?

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キャリアコンサルタントとして、よく相談でうけるご質問で 「しばらくブランクがあるのですが、大丈夫でしょうか。」 「今まで販売の仕事だったのですが、子育てがあるので土日休める仕事にしたいんです。事務職は未経験ですができますか。」 などがあります。

そんなみなさんに、まず伝えたいことは、「大丈夫ですよ」ということです。 ブランクがあっても、そのブランクの間に、子育てや主婦経験を通じてあなたにしかできない経験があるからです。例えば、PTAで役員をやったこと、地域の子ども会の活動をした、ママサークルでイベントをやった、ボランティア活動をした、そんな日常生活でやってきたことが立派な「キャリア」になり得る可能性を持っているのです。

キャリアとは

キャリアとは英語で「轍(わだち=馬車が通った跡のこと)」の意味。 馬車が通ったあと、後ろを振り返ると、車輪の跡がくっきりついてきますね。その跡のように自分の生きてきた軌跡(つまり経験)を指すといわれています。キャリアカウンセリングでは、みなさんがこれまで経験をしてきたこと=人生を「キャリア」と位置付けています。 様々な経験を通して、みなさんはどこでも、どの時点でも「働く」人として必要な「ポータブルスキル(どこでも役立つ運び可能なスキル)」をすでに身に着けています。

例えば、育児や家事は、タイムマネジメント能力を養いますし、PTA活動や地域の活動は幅広い年代の親御さんたちとのコミュニケーション能力を培います。

この2つの能力は、どの会社で働くことになっても必要な「ポータブルスキル」になります。 再就職する職務が、あなたにとって、たとえ未経験であっても、こういった「ポータブルスキル」をアピールして転職活動をしていくこともできます。

未経験からのスタートの場合

また、未経験であれば、その取り組みたい仕事に、自分にとって親和性の高い経験がないかを探してみます。 例えば、販売職から事務職へ転職したいとすれば、売り上げ管理や売上金の入力、伝票整理、など事務的な仕事も思い返せば、普段の生活で実際にしていることが多いはず。そういった経験をアピール材料にする、ということもできます。 どんな仕事もみな、最初は未経験からのスタートです。

ブランクや未経験も、そういった人生経験を重ねてきたママならではのアピールを利用しながら、少しずつステップアップしていくことはできます。 その時に大切なのはいきなりジャンプしないこと。

例えば、事務職であれば、最初は多少条件が悪くても、「事務経験」と職務経歴書に書けるパート事務から始めて、経験とともにPCの実務能力を身に付けたり、簿記を勉強するなど少しずつ自分のできるオプションを増やして、次により条件のよいフルタイム事務職に転職をする、というように段階を踏んでキャリアアップしていきましょう。

 

キャリアコンサルティングでは、そういったみなさんのすでに持っている「強み」や「良さ」を一緒に発見したり、これまでやってきたことを棚卸したり、これからやりたいことを明確にしてくお手伝いをしています。

もし、みなさんがご自分のこれからの働き方について悩んだり、自分の強みって何だろうと思ったりしているのであれば、キャリア相談を活用しながら一緒に考えてみませんか。

女性コーナー
キャリアコンサルタント:HM

最終更新日:2021年09月01日