ポータブルスキル | 埼玉しごとセンター
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皆さんは、この言葉を聞かれたことがありますか?
ポータブルとは、どこへでも持ち運べるスキル、つまりどの業界でも通用するスキルということです。
このスキルには2つの考え方があります。
①専門的スキル、専門的知識、と②専門的スキル以外の職務遂行能力(人柄=人間力)です。企業が求めているスキルはこの➀と②です。

①については、例えば、PCスキル(ワード、エクセル、パワーポイント、アクセスデータベースソフト)、TOEICスコア目標730点、日商簿記2級などです。どちらかと言えば技術的な習熟度を問われます。
②の専門的スキル以外の職務遂行能力(人柄=人間力)は、あなたの「長所」と「長所が活かせるビジネス上の強み」となります。

①は、なんといっても練習、勉強でしょうが、②については少々厄介でしょう。
この「長所が活かせるビジネス上の強み」は、言葉で表すと「積極性、謙虚、主体性など」であなたの性格部分が表されます。「社交的、負けず嫌い、気持ちの切り替えが早い」などは、行動特性(コンピテンシー評価)と呼ばれる言葉で相手に伝わります。また、能力を代表する言葉としては、「問題発見能力、企画力、事務処理能力など」が代表的な言葉になります。これらのことを踏まえて、あなたの「人柄=強み」を企業側に伝えていきましょう。

さあ、これであなたのポータブルスキル➀+②が完成です。
企業が「強み」に関して質問してくるということは、「その企業や、業務においてあなたを採用することで直接的にどんなメリットがあるのか」を尋ねられていると理解しましょう。
 イ)何が強みなのか?
 ロ)強みとしてアピールできる根拠となる実績・エピソード、
 ハ)強みを入社後にどのように活かせるのか?

しかしながらアピールできる根拠となる実績・エピソードがないと言われる方もいらっしゃるかも知れません。「人より優れた実績がない」、「目立つエピソード」がない、多くの人は特別な経験・実績があるわけではありません。
あなたの個性は、実績ではなく経験を通して考えたことや行動に出るので特別な経験や実績がないと「強み」は、言えないということではありません。経験を通して得た「学び」をアピールすると良いでしょう。企業は、経験から学んで次に活かせる人を求めています。

これまであなたが挑戦して
➀成功しました。そこでの学びは何?、学びが無ければそれは、ただの偶然?-企業の評価は低い、②逆に失敗しましたという方もおられるでしょう、でもそこで何かを学んだのであればその経験は次に生かせます。学びは何もありませんでした。それでは企業は納得しません。
このことからもこれまで経験したことの中での学びを整理しておきましょう。
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最終更新日:2022年12月02日