“相談”を活用する力をもつことが働くことのポイント ~第1回 相談してみよう~ | 埼玉しごとセンター

“相談”を活用する力をもつことが働くことのポイント ~第1回 相談してみよう~

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今回より働く上で相談することのメリットについてのコラムを4回シリーズでお送りします。

 

そもそも相談って…

まずは“相談”という言葉を辞書で引いてみました。すると、「問題の解決のために話し合ったり、他人の意見を聞いたりすること。また、その話し合い(デジタル大辞泉より)」と載っていました。つまり相談の価値は、何らかの問題の解決のために行うことだということです。

 

みんなも悩んでいる…

厚労省に、労働安全衛生調査(実態調査)という統計データがあります。

「(仕事や職業生活で)“強い”ストレスを感じることがある労働者」 ⇒ 約60%

「相談できる人がいる」労働者 ⇒ 約90%

ストレスに悩んでいるが、相談できる人はいるという状況のようです。

ここで、相談相手についてのデータも見てみますと、次のとおりです。

上司・同僚、家族・友人 ⇒ 約70~80超%

産業、その他の専門家への相談 ⇒ 約3%

有用であるとされながらも専門家への相談はされない現状があるのです。

→ 参考文献:平成29年 労働安全衛生調査(実態調査) 結果の概況

 

埼玉しごとセンターではどんな相談ができるの?

さて、埼玉しごとセンターでは、基本的には「はたらく」ことに関連する国家資格を持った専門家が相談を受けています。ここで言う「はたらく」こととは、仕事に就くための相談(就職支援)と、仕事を長続きさせるための相談(就職後の定着支援)です。これらの内容は、相談せずに自分一人で道を切り開いている人も少なくありませんから、極論をいえば相談しなくてもいいわけです。

ですが、やはり専門家との相談は価値があるとお伝えします。

 

このページにたどり着いたあなたも、「はたらく」ことについて何かヒントはないかなと探していたのだと思います。そんなときにはぜひ“相談”してほしいのです。ということで、次回から“相談”の価値や効果について、説明していきます。

 

文責:埼玉しごとセンター 心理相談担当 

臨床心理士および公認心理師より

 

最終更新日:2021年03月30日