シニアくれない族 | 埼玉しごとセンター

シニアくれない族

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「くれない族」って、ひと昔前によく使われた言葉ですが、ご存じでしょうか?

物事がうまくいかないことや自分の不満などを他人や環境のせいにして、「△△してくれない」「□□してくれないから〇〇になった」と考えている人たちをさした言葉です。元々は1984年に放送されたドラマ「くれない族の反乱」から生まれ「責任転嫁型主婦症候群」のことで、同年の流行語大賞で銀賞を獲得しています。

約40年以上前の言葉ですが、今シニアの職場で「シニアくれない族」という言葉を耳にします。さらに「シニアくれない族」は増加傾向にあるようです。

経験豊かで働く意欲もあるけれど、今まで会社が敷いたレールを必死に走ってきたシニアの中には、自分自身でキャリア設計を考えてこなかった方も多くいます。定年あるいは一定年齢まではそれでもよかったのでしょうが、定年等を契機に社内外で新しい職場でセカンドキャリアを開始された方の中には、就労環境の変化に合わせた意識の転換や技能の習得ができずに周囲から浮いてしまう人がいます。

その人たちは「過去の輝かしい経歴」をお持ちです。その方々から「会社は自分にふさわしい仕事を用意してくれない」「自分のことを評価してくれない」「十分に説明してくれない」・・・等々の言葉が出てくることが多いようです。これらが「シニアくれない族」と言われる所以です。不満ばかりが目立ち、後輩や職場全体にもマイナスの影響を与えてしまいます。

そのような「シニアくれない族」にならないため、企業にとっては「シニアくれない族」を作らないための一例をご紹介します。お心当たりがあれば取り組んでみてはいかがでしょうか。

今まで培った経験や技能、知識は職業人としての自分を形作る重要な要素ですが、それにこだわらず、立ち止まらず、学ぶ姿勢と挑戦する意欲が欠かせないことが重要です。シニア世代になっても結局自分から動かないと何も進みません。

それには、単なる経歴ではない自分のキャリア=「経験から何ができるのか」「自分の強みな何なのか」を見つけることが重要です。思わぬ宝物が見つかるかもしれません。

年金受給年齢の先送りなど、今後も長くなる「現役シニア時代」に立ち向かいませんか・・・

「シニアくれない族」なんて言わせない!!

今からでも遅くはありません。真のキャリアを見つけましょう。

 

キャリアコンサルタント I・N

 

 

 

最終更新日:2023年02月25日