学び直し資格に挑戦、目的を明確に! | 埼玉しごとセンター
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「どんな資格が就職に有利ですか」というご質問をよく受けます。これさえ取れば何とかなるという資格は殆どありませんが、「簿記」「英語系」「パソコン系」などは活かせる場が多い資格です。一方で、不動産や金融業界で必要とされる「宅建(宅地建物取引士)」「FP(ファイナンシャルプランニング技能士)」などの資格も人気があります。

長寿化により私たちが働く期間は長期化しています。ビジネス環境が急速に変化する中、長く働き続けるため&より良い条件で働くために、社会人になってからの学び直しや新たな資格取得に挑戦することをお勧めします。

資格には比較的簡単に取得できるものから、「1000時間以上の学習が必要」「受験日は年一回」「合格率が一桁台」といったハードルが高いものもあります。社内でのキャリアアップ、転職、副業、セカンドキャリアなど目的をよく考え、計画的に取り組みましょう。
以下、代表的な10の資格をご紹介します。

 

◆日商簿記検定(2級以上)
企業の経営・活動を金銭面から記録計算し、財務状況を明らかするための資格。
2級試験では一般企業や商店で活用する商業簿記に加え、製造業のための工業簿記も出題範囲に入る。生産管理、事業管理などで幅広い活躍が期待できる。財務部門に限らずあらゆるビジネスシーンで活かすことができる。

◆マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
「Excelが使える、Wordが使える」などといった目に見えないスキルを客観的に証明する資格。Microsoft Officeのバージョンごとに取得できる。就職・転職時をはじめ、社内でもパソコンスキルのアピールに効果的である。

◆ITパスポート
ITを活用するすべての社会人に必要となる「ITの基本的な知識を身に着けている」ことを証明する資格。IT化がすすむ現在、ITに関する基礎知識、ITを活用する知識は、職種を問わず求められる知識になっており、ITを社内で有効に活用する為に経営陣・マネジメント層の取得もお勧めしたい。

◆TOEIC
英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテスト。
合否ではなく10点から990点までのスコアで評価。グローバルスタンダードでどれだけ英語でコミュニケーションできるかをはかる。

◆ファイナンシャル・プランニング技能検定(2級以上)
貯蓄や投資、不動産運用など資産に関する知識を証明する資格。
人生100年時代のマネープランを支える専門家として活躍が期待できる。金融や不動産業界に限らず、人事労務などでも活かせる資格。

◆宅地建物取引士(宅建)
不動産取引を公平に進めるための国家資格。
不動産売買や仲介をするには設置が義務付けられており、不動産会社で求められる資格だが、金融、流通、小売業でも需要が増え受験者が増えている。

◆社会保険労務士
採用から退職まで幅広く労働法務、公的年金・保険について相談に乗る国家資格。
独立開業の他、企業所属のまま人事労務・法務部門で働く道もある。働き方改革、ワークライフバランス等により企業内の労務対応・体制整備の需要が増えており、人生100年時代の年金受給や資産形成の相談にも有効な資格。

◆中小企業診断士
中小企業の経営課題全般について診断・助言する国家資格。
顧客である企業の経営陣と一体になって成長戦略を策定するのが主な業務。勤務先の企業をトータルな視点で見ることができるようになり、勤務先でも活かせる。難しい資格だが、これまでの知識や経験を整理でき、開業の道もある。

◆キャリアコンサルタント
キャリアの再構築に向けて助言・指導する国家資格。
職業能力に関する相談にのり、アドバイスをする専門家。一般企業の他、大学やハローワーク、人材ビジネス業界などで活躍できる。「キャリアコンサルタント技能士(1級、2級)」「国家資格キャリアコンサルタント」の種類がある。

◆第三種電気主任技術者
工場やビルの電気設備の保守・監督を行うための電気のスペシャリスト。
オール電化住宅やメガソーラーなど再生可能エネルギーの発電設備の普及、爆発的に増加する情報通信量に伴い活躍の場が増えている。
定年後も活躍、あるいは独立開業し個人事業主として年齢を問わず働ける可能性もある。

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キャリアコンサルタント:YT

最終更新日:2022年09月26日