仕事との両立に向けて
「仕事と子育て」「仕事と介護」「仕事と趣味」など、仕事と何かとの両立を図りたいけれど可能なのか不安を感じていて・・というお話を就職相談の中でお聞きします。
そこで、今回は少しでも不安を解消できるよう、両立しながら働いていく際のポイントと、不安をどのように解消していくか、について考えていきたいと思います。
両立する時のポイント
1.完璧を目指しすぎない
仕事に家事に〇〇にと全てを完璧にこなそうとすると、どこかで疲れ果ててしまったり、完璧にできていない自分を責めてしまうかもしれません。常に力を入れた状態ではなく、力を抜く部分を設け、周囲やサービスに頼る部分があると、両立する上で安心感が生まれやすいかと思います。
2.自分なりの基準を設ける
上記に通ずるのですが、完璧を目指さないとなると、どこまでやれば良いのだろう、全て中途半端にならないかな、と不安を感じることもあるかと思います。
そんな時は、例えば「仕事は最低でもここまで行う」「家事は平日はここまでやれば充分」「子育ては子どもが元気であればよしとする」など、自分なりの満足の基準(尺度)を設けておくと不安が軽減されるかもしれません。
職場に迷惑をかけてしまうか気になる時
1. 仕事の仕方を工夫する
急に休むことになった際にも周囲が困らないよう、自身の担当業務を分かるようにし、周囲に共有しておくと休みやすさにも繋がると考えます。
2.ギブ・アンド・テイクの精神を心がける
日頃からコミュニケーションを取り、自分も周りの助けになるような意識・行動を心がけることで「お互い様だよね」という雰囲気になると良いですよね。
特に求職中の時は、両立しながら働きやすそうかについて、求人票や会社のホームページから読み取ることもするかと思います。
ただ、それでも「急な休みが取りやすいだろうか」「理解はあるだろうか」「休みが続くと何と言われるか心配」など、不安感が募り応募に踏みきれない時もあるかと思います。
そんな時は、上記のように自分からも周囲に働きかけることで両立しやすさに繋がる可能性があることをぜひ思い出してください。
面接で確認する時の注意点
不安な点について面接で確認することもできます。気になる点を予め書き出しておき、面接終盤でも気になる点が解消されなければ、最後の方に確認させていただく形です。
ただ、会社側としてはまずは「他の従業員と問題なくコミュニケーションを取りながら長く頑張ってくれそうか」「活躍してくれそうか」などを面接で確認したいので、その根拠になる経験や強み、思いや意欲を伝えることを優先することが大切です。
その後に、気になっていること(例:介護関係で早退が必要な時は、何日前に申請すればご迷惑をかけないか等々)をそれとなく確認いただくと、お返事からその会社のスタンス等々が確認でき、両立しながら頑張れそうかの判断に役立つと考えます。
最近は、両立を支援する制度を積極的に導入する企業も増えています。
不安もあるかもしれませんが、経験や強み、熱意を伝えながら、面接ではお互いの理解の場とするためにも不安点も確認しながら納得いく就職活動になることを切に願っております。どのような言い回しで確認すべきかなど迷われた際は、就職相談で詳しくお伺いした上で一緒に考えることもできますので、お気軽にご相談いただければと思います。
以上
女性コーナーキャリアコンサルタントCI
最終更新日:2021年10月22日