コラム ニューノーマル(新しい生活様式) | 埼玉しごとセンター
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 コロナ後の雇用情勢を考えていく上で、ニューノーマル(新しい生活様式)という言葉を見聞きしますが、皆さんはこの言葉の意味を考えたことがありますか。

 コロナで影響を受ける企業がある一方で、企業におけるデジタル化は加速しており、労働者自身、再教育で需要のあるスキルを持つ人材(デジタル人材)を育て、成長力を高める必要があるのではと考えます。例えば国内の自動車、電機など裾野の広い産業では人口知能(AI)などのデジタル技術を使用した動きが鮮明となり、デジタル人材の需要が高まっている。正規・非正規に関わらずデジタル化へ向けて自己啓発が必要と考えます。

 雇用のミスマッチについて、求人側と求職側の需要が合わずに企業の雇用に過不足が生じているのが現状だと認識しております。コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で、飲食業や観光などの業界は休業が余儀なくされ、雇用に過剰感が生まれつつある、一方企業のデジタル化の加速でICT(情報通信技術)人材は不足が指摘されており、業種や雇用形態、地域の壁を越えた人材移動が欠かせない。

 ニューノーマル(新しい生活様式)とは、日本人、日本社会の「変革」を促しているのではないだろうか。アベノミクス下では女性の活躍推進が進んだとの意見もあるが、働く女性が増えても、結婚・出産後に職を失った際の再就職先はほぼ非正規雇用であった。女性の活用は進んだが、結果的には非正規労働者という雇用の調整弁としての活用だったという現実をこのコロナ感染症は我々に突き付けた。急速なデジタル化、変革等急激な社会の流れの中で男性も女性もキャリア形成の意識が低かったのではないでしょうか。

 この現実を直視し、仕事に果敢に挑戦していくと同時に、自分自身のキャリア成長(未来へ向かう道)を真剣に考えていく必要があります。ICT、AI等の導入により、これから先の仕事、半分はAIに置き換わるとも言われております。人間ができる仕事がなくなってしまうという恐怖に惑わされることなく、さらに自分の専門性を高めることが必要です。

 ニューノーマル(新しい生活様式)という今まで経験してきたことのない社会情勢の中での就職活動は大変です。1.気力、2.体力、3.根性が求められると思います。何もできないではなく、どうすればできるかなとの意識を強く持つこと、そしてその強い意識はあなたの行動を変え、結果として環境も変わるのではないでしょうか。人は最初に見たこと、聞いたこと、感じたことが強く印象に残ると言われております。(第一印象)企業は明るく、元気で、ハキハキとしたあなたに会いたいと思っております。臆することなく果敢に挑戦しましょう。この挑戦する姿こそニューノーマル(新しい生活様式)なのではないかと思います。

 1人での就職活動は、大変なエネルギーが必要となります。我々、埼玉しごとセンターでは、豊富なビジネス経験のあるキャリアコンサルタント・キャリアアドバイザーがあなた方をサポートしていきます。

若者コーナー
キャリアコンサルタント IS

最終更新日:2021年07月29日