堂々と就職活動を！

大学を中退してしまった。短期間で会社を辞めてしまった。転職回数が多い。空白期間（ブランク）が結構ある。アルバイトしかしてこなかった。等々・・・。（他にもあるかも知れませんね。）

いずれにしても、このような過去の自分のいわゆる「負」の部分に押されて、就職活動に自信を持てずに悩んでいる人にお会いすることが意外と多くあります。

面接の場では、最初にこの事情について理由を聞かれることが多いですよね。しかしその理由を上手く答えられない、言葉が詰まってしまう、何となく落ち込んでしまう、気持ちが沈んでしまう、とおっしゃる方が多いのです。でもここで一度立ち止まって考えてみましょう。果たして上に挙げた色々な事情って「負」と言えるのでしょうか？

それぞれの皆さんの自分なりの理由がきっとあったのではないでしょうか。もし聞かれたら、その理由を答え、それについての現在の自分の気持ちを率直に話したら良いのではないでしょうか。そして、貴方の答えた理由をそれなりに理解してくれた面接官のいる会社が、自分がこれから改めて意欲を持って元気に働いていける職場だろうと思うのです。そういう会社を見つけていきましょう。

決して後ろめたいような気持になる必要はありません。なぜならばこのことで世間や面接官の会社に迷惑をかけた訳ではないのですから。大きなお世話だ、ほっといてくれと言いたいです。（勿論、本番の面接では言いませんが・・・。）もしそのことで少し迷惑をかけた、心配をかけた人がいるとしたらご両親くらいかも知れませんね。でもこれならば、いずれずっと後に親孝行をちょっとしたら清算できますよ。

雇ってくれるのならどんなにひどい会社でもいいというわけにはいきません。この会社なら、この職場のこの人たちとなら、何とか頑張っていけそうかなと思える会社を選ぶ必要があります。その意味で私たちも会社と対等な立場です。

まともな企業なら、貴方の過去のことにこだわるよりも、今後の貴方が我が社でどう活躍していってくれるのか、その意欲や熱意を感じることが出来るのかをみたいと思っているはずです。

さあ堂々と前向きな気持ちで就活に取り組んでいきましょう！

若者コーナー
キャリアコンサルタントＫi

最終更新日:2021年09月21日