内定・退職編(転載元:doda)

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Q. 退職を切り出すタイミングはいつがいいのでしょうか?

転職を考えています。まだ活動を始める前ですが、転職する意向が強いので、先に会社に退職の意思を伝えてもよいでしょうか?それとも、内定が出てから?いつ退職を切り出せばよいでしょうか?(26歳/男性)

A.退職を願い出るのは内定を書面で受け取った後が大原則です。

内定後とは、具体的には書面で内定通知をもらった後のことです。口頭で「内定」と聞いた場合でも後に言った・言わないになるリスクがあるため、内定通知書面を受け取るまでは退職交渉は開始しないでください。

正式な内定が得られていない状態で退職を先に決めてしまう場合、「無職の状態になる」リスクが生じます。一般的に無職の状態が続くと就職活動に悪い印象を与えてしまったり、退職が先に決まってしまうことで、「早く次を決めなきゃ」という焦りを生んでしまったりする要因になります。

転職先の会社に対して「すでに退職の気持ちは伝えています」と伝えることが選考に有利だと考える人もいます。しかし、応募者のそういった意思や行動がプラス評価になることはほとんどありません。内定を得る前に退職を願い出ることのメリットは転職活動がしやすくなることくらいで、印象としてはメリットはほぼないと思ってください。

(キャリアアドバイザー 加賀美 文久)

Q. 退職面談をうまく切り抜けるコツはありますか?

退職面談を上司に設定されました。きっと引き留められると思うのですが、どう切り抜けたらよいでしょうか?(32歳/男性)

A.退職面談は「相談の場」ではなく「退職の意思を報告する場」と考えましょう。

退職面談はまずは直属の上司と行います。相談をするのではなく、退職の意思を報告する場なのだという認識を持って臨むことが大切です。面談では退職する強い決意を伝えた上で、今まで育てていただいた感謝の気持ちと業務上で迷惑をかけてしまうことへの謝罪を伝えましょう。「退職することを決意いたしました。今まで育てていただいた中、突然のご報告となり申し訳ございません」という言葉を伝えてください。

上司からは、退職の理由や時期、継続中の案件の処理など、いろいろと聞かれることになると思います。「引き継ぎについては退職までの期間で最善を尽くします」と伝え、退職することは決定事項として伝えることが肝心です。面談の後、新人時代にお世話になった先輩社員や元上司などと話すような場が設けられるかもしれませんが、ぶれない強い心で感謝と謝罪の気持ちを伝え続けることが大切です。このような姿勢を続けていると、最初は反対や困惑をしていた相手も徐々に理解してくれるようになるでしょう。

また、退職の報告に際して上司以外の社員(先輩や同僚など)に前もって相談するのは避けましょう。本人以外から「退職」のうわさが耳に入ったりすることで、退職交渉そのものが難航したり、後々しこりを残したりすることになりかねません。上司以外には退職のことは口外しない、ということを徹底してください。

(キャリアアドバイザー 加賀美 文久)

Q. 入社してからの勤務スケジュールを事前に確認してもいい?

内定をいただいた後に、冠婚葬祭の予定が入りました。予定は土曜日ですが、入社後の仕事は土曜日でも出勤の可能性があることがあるので、影響がないか心配です。入社してからの勤務予定を事前に聞いてもいいでしょうか?(27歳/女性)

A.大丈夫です。むしろ、やむを得ない所用があるときは事前に伝えておきましょう。

内定をもらった後に入社後の私用な予定が入ってしまった場合、速やかに共有をしておきましょう。入社後の勤務に影響が出る可能性があるため、直前になるほど企業側の心証を悪くしてしまいます。誠意を持ってお伝えすれば、企業も考慮してくれるはずです。ただ、厳しい言い方になりますが自己都合で勤務予定の変更を願い出る場合、少なからず心証に影響があるものとお考えください。

もし内定をもらう前の段階であれば、心証が悪くなる可能性を含んでまでその用事を優先するべきかどうか、よく考える必要があります。しかし、だからといってすでに決まっている予定を伝えずに内定を獲得し、入社後に打ち明けるのは好ましくありません。もしも入社前から決まっていて、どうしても外せない用事であるのなら、タイミングを見て事前に伝えておくべきでしょう。

問い合わせのポイント
・勤務予定を事前に確認したい場合、確認したい理由を説明する
・その予定が自分にとっていかに大切な予定か、その内容をていねいに伝える

(キャリアアドバイザー 加賀美 文久)

Q.有給休暇消化中に転職先で働くことはできる?

現職の有給休暇消化中に、転職先で働きたいと考えています。調べたところ、雇用保険は二重加入できないとのことですが、有給休暇消化前まで前職に在籍、その後から転職先にて雇用保険に加入というのはできますか? できる場合、どのような手続きが必要ですか?(24歳/女性)

A.双方の企業の就業規則上で二重就労が許可されていれば可能です。

有給休暇消化中に転職先で働けるかどうかは、現職と転職先両方の就業規則上で二重就労が禁止されているかどうかによります。もしどちらの就業規則も、二重就労が問題ないようであれば可能だといえます。ただし、双方の企業へ事情を説明し、二重就労の了承を得てください。

雇用保険については二重加入ができないため、転職前の企業に「雇用保険の資格喪失手続き」を事前に行ってもらう必要があります(本来は退職時に手続きします)。その上で、転職先の雇用保険に加入することができるのです。企業は社員を雇用保険に加入させる義務があるため、転職先で働きたい場合は手続きが必須でしょう。

有給休暇消化中であっても、転職先で働くことは兼業にあたります。よく確認せずに新しい職場で働き始めてしまうと、二重就労が禁止の企業では就業規則に抵触してしまうことも。もし転職先で二重就労が禁止されている場合、就業規則違反として解雇されてしまうリスクも考えられます。転職先に「早く来て欲しい」と言われた場合は、自分がまだ有給消化中であることを伝え、必ず在籍企業と転職先の就業規則を確認しましょう。

(キャリアアドバイザー 加賀美 文久)

Q. 内々定と内定の違いは?返事はいつまで待ってもらえる?

内々定と内定の違いはなんですか? こちらの返事はいつまで待ってもらえるのでしょうか?(25歳/男性)

A.いつでも取り消しできるのが内々定。まずは内定確保を目指してください。

「社内の稟議が通っていないので最終確定ではないけれど、採りたいと思っています」という意思表示のことを内々定とよぶようなケースが多いです。内々定というのは契約書面になってはいないので、正式な内定ではありません。そのため、取り消しになる可能性もあります。内定を取り消す場合は解雇することと近いため、特別な事情がない限り企業側としても原則できません。一方で内々定は正式なものではないので取り消すことができます。

内々定から内定までに時間がかかる場合、その理由は「社内の稟議に時間がかかる」ケースが多いです。また、正式内定に至るまでの承認プロセスが長いところは、内々定を出して候補者をひとまずキープしておき、さらに良い人材が採れないか採用活動を続けていることもあります。それが会社側にとっての内々定の意味です。

内々定に対する返事を待ってもらえる期間は通常1週間くらいが目安です。最終確定ではないものに返事を求められるというのもおかしな話であり、本来的には「内定通知書をお待ちしています」と答えるのが応募者側にとっての妥当な回答になります。しかし、実際は内々定のタイミングで「入社しますか、どうされますか?」と入社可否を迫られる場面がよくあります。お伝えしている通り、内々定は正式内定ではないため、この段階で退職準備、あるいは退職してしまうのは絶対に避けてください。仮に「内定通知書は出せないけれど、入社日はもう決まっているので退職交渉を進めてください」と言われても、応じる必要はありません。

内々定を告知されたときの注意点
・社印付きの内定通知書を交付してもらうようにお願いすること
・「正式内定をもらえないと退職準備ができないので入社日が遅れる」などと伝えることで内定通知書の交付を促すこと
・内々定の後、なかなか内定が出ない場合は、「正式な内定をいただいたら退職交渉をしたいと思うので、いつごろ正式なご連絡をいただけますでしょうか?」と問い合わせる

(キャリアアドバイザー 加賀美 文久)

出展:パーソルキャリア株式会社 doda なるほど!転職ガイド

最終更新日:2020年05月01日

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